この夏ホームステイをしてくれた男の子と、「Fort York(フォート・ヨーク)」という所に行ってきました!
我が家からは、ストリート・カー(路面電車)に乗って約15分。
フォート・ヨークは、1793年に、アッパー・カナダ(現在のオンタリオ州)の総督であった「ジョン・グレーブス・シムコー」により建設された要塞です。
当時、この砦の東2kmの所に「York(ヨーク)」という町を作り、1834年このヨークの町が「トロント市」になりました。
ここは、現在のトロント市の発祥の地ということですね!
1813年「The Battle of York(ヨークの戦い)」の舞台となった場所でもあります。
アメリカとの戦いで陥落し、軍事施設は破壊されてしまいましたが、イギリスはこの砦を再建し、1814年にアメリカ軍の攻撃を撃退しました。
カナダを守る事に成功したイギリスは、1870年にカナダ軍隊が自国の守備を引き受けるまで、トロントに軍隊を駐屯させました。
1930年に軍隊はヨーク砦を引き上げました。
トロント市で砦を修復し、現在は歴史博物館となっています。
こちらが入り口。
小さな丘のようになっていて、東のダウンタウンの超高層ビル群が見渡せます。
当時のまま保存された敷地内には、兵舎や火薬庫などがあります。
種類の違う大砲がたくさん、そのまま置かれています。
敷地内では、衛兵さんも見かけます。
実は、衛兵さん達は皆大学生です。
夏だけかな?!
大学生たちは、歴史や軍隊好きの生徒なのか、それとも、軍の大学の生徒なのかは不明ですが(笑)
また、当時の衣装に身を包んだガイドさんが、要塞の案内をしてくれました!
決まった時間になると、「Cannon Fire(大砲発射)」も見る事ができます。
もちろん空砲ですが、でもそれはそれはものすごい音です!
めっちゃビックリしたー!!
マンガのようにお尻が飛び上がりました(笑)
家にいる時、昼過ぎの決まった時間に、外で「ドドドーン!」と大きな音がするんです。
ずっと前から、「あの大きな音は一体何だろう?!」と思っていたのですが、この大砲の音がうちまで響いて聞こえていたんですねー!
謎が解けました(笑)
衛兵のパレード練習も見ることができますよ。
(スケジュールは事前に確認してくださいね☆)
カナダで、8月の第1月曜日は「Civic Day(市民の日)」で休日です。
トロントでは、このヨーク砦を建設した総督の名前にちなんで「Simcoe Day(シムコーの日)」と呼びます。
私達がフォート・ヨークに行ったこの日は、「Simcoe Day(シムコーの日)」の直前。
「Simcoe Day(シムコーの日)」には、このフォート・ヨークで大きなセレモニーが開かれるため、普段とは違うパレードで、その特別練習を見る事ができました!
当日は、他からももっとたくさんの衛兵さんが集まってパレードするそうです。
カナダ総督や、軍隊関係の方々が多数出席されるようで、気合いが入っています!
銃の発砲のセレモニーの練習も見ることができました。
一斉に銃を発砲するのですが、こちらもすごい迫力でした!
今回ホームステイしてくれた男の子は歴史が大好き!
カナダの歴史も私より断然詳しかったし(汗)
楽しんでもらえたようで良かった!
トロント発祥の地、皆さんも機会があれば足を運んでみてください☆
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