トロントは、ニューヨーク、ロンドンに次ぐ、世界3位のミュージカルの聖地としても有名です!
ダウンタウンのエンターテイメント地区というエリアには、ブロードウェイミュージカルや演劇を上演する劇場やコンサートホールが集中しています。
今回はミュージカル鑑賞の為に、「The Princes of Wales」という劇場に行ってきました。
この劇場のキラキラ感が、「今からスペシャルな体験をするんだ!」というムードを盛り上げてくれます(笑)
今回見てきたのは、 『Pricilla(プリシーラ)- Queen of the Desert』。
こちらは、1994年制作のオーストラリア映画(同タイトル)がオリジナルです。
その年の米国アカデミー賞で、衣装デザイン部門でオスカーをとった、90年代後半の有名な映画です。
近年ミュージカルになり、大絶賛で世界を回っているんですね!
2006〜2007年 オーストラリア (& ニュージーランド)で地元公演
2008年 ロンドン公演
今年 2010年は トロント公演
来年 2011年に アメリカ(ブロードウェー)でデビュー予定だそうです!
ストーリは・・・
シドニーのゲイ・クラブの世界で働く3人のドラァグクイーン。
砂漠の町(アリス・スプリングス)で開かれるショーに出る為に、「プリシーラ号」と名付けたキャンピングバスに乗り込み、シドニーからロードトリップが始まります。
立ち寄った田舎町で偏見や差別を受けて傷付いたり、仲間同士でケンカをすることもあるが、そんな時は3人で陽気に歌を歌い、目的地へ向かって砂漠を進んでいく、ハートウォーミングな物語です。
すごーく楽しいミュージカルでした!!
劇場は満員御礼!
笑いあり涙ありの心温まるストーリーと、話題の驚愕コスチュームに、観客は皆とりこに。
80年代の大ヒットダンスミュージックの数々には、自然と足でリズムをとってしまったり、手拍子をしたり、そして最後は観客も皆で一緒に歌う始末です(笑)
もちろん、最後は全員総立ち、スタンディングオベーションで感動のフィナーレでした。
実は私、日本にいた時はミュージカルに全くもって興味がありませんでした。
どうして話の間に急に歌いだすのか意味がわからないと思っていて、なんならちょっと引くぐらいの勢いでした(笑)
とことが2年前のある日、ミュージカル「The Sound of Music」のチケットをプレゼントにいただいてしまったのです(焦)
どちらかというと、アンチ・ミュージカル派だった私は、「どうなんでしょー・・・」と思いながらも、トロントはミュージカルでも有名だしこの機会に経験してみるかという、非常に軽ーいノリで劇場へ出向きました。
で、その初ミュージカル鑑賞で、すっかりハマってしまったわけです(単純)
映画鑑賞とは違う、生のお芝居の迫力は、本当に感動。
日常をすっかり忘れてしまうこの不思議な感覚は、実際に見てみないと分からないものだったのですねー(驚)
あの劇場独特の雰囲気もステキだと思います。
観客は、子供も大人も皆ちょっとお洒落をして劇場にやって来ます。
大人の皆さんは、幕の合間の休憩時間にちょっとワインやカクテルなんか飲んじゃったりして(笑)
皆、単にミュージカルを鑑賞するだけでなく、その文化的な行為自体を楽しむんですね。
皆さんも、トロントにお越しの際は、是非何かご覧になってください!