私が留学を決めたきっかけは、家族からの勧めもあり、日本とは違う文化の中で生活してみたいと思ったからです。
私が通った学校は、規模が小さく、カナダ人だけでなく、さまざまな国から来た留学生が集まる学校でした。
特に印象に残っている授業は、日本ではあまり馴染みのないホスピタリティやメディアアートの授業です。ホスピタリティのクラスでは、実際にお店に行って店員さんのホスピタリティを評価したり、メディアアートのクラスでは、写真を撮って編集したり、映画やテレビ番組を観たり、公園に行って遊んだりするなど、ユニークな授業がたくさんありました。
一方で、自分でスライドやリーフレットを作って発表したり、自分の考えや意見を文章にまとめたり、数学では条件に合った問題を自分で作る課題も多く、苦労しました。
日本の考査が大きく影響する成績のつけ方とは違い、こうした課題によって評価される成績のつけ方は、自分に合っていました。
学校生活では、授業だけでなく、部活動やイベントもとても楽しかったです。私はシンデレラの演劇と合唱に参加していました。表に立つことが苦手で、最初は抵抗がありましたが、シンデレラの演劇をきっかけにたくさん友達ができ、公演が終わってからも友達と「練習期間が恋しいね」とよく話していたほど、素敵な思い出になりました。
寮ではルームメイトと常に一緒に過ごしていたため、うまくいかないこともありましたが、世間話をしたり、宿題を助け合ったり、スーパーやカフェに行ったりする中で、とても良い関係を築くことができました。
留学中に一番大変だったことは、自分の気持ちや言いたいことをうまく伝えられなかったことです。最初の方は、会話をしたかどうかすらわからない日があったり、たくさん悩んだことを覚えています。しかし、毎日英語に囲まれて過ごすうち、次第に適切な言い回しを覚え、周囲との距離も縮まっていきました。授業中でも放課後でも、自分から発言したり話しかけたりして、自分の意思を相手に伝えられるようになりました。
一番楽しかったことを挙げると、もちろん長期休みや校外学習など、日本ではできないことや見られないことも刺激的でしたが、今思い返すと、友達とお昼ご飯を食べたり、アイスを買いに行ったりする普通の毎日だったと思います。変な写真を撮り合ったり、SNSの面白い動画を見せ合ったり、学校の噂話や恋愛話をしたりと、日本では当たり前にできていたことが、英語になると途端に難しく感じました。しかし、最初はゼロだったことがだんだんできるようになり、それが一番の楽しさにつながったと思います。
この留学で学んだことは、何事も試してみる、やってみるという姿勢です。学校の部活や行事、友達からの誘いなど、気が進まなかったことも体験してみると楽しかったり、逆にもう懲り懲りだと思ったりしましたが、それもすべて良い経験になりました。モヤモヤしていたことも相手に伝えると、良い方向に向かい、解決することができました。いろいろなことに挑戦しようという気持ちが増え、留学生活がより彩られたと感じます。
また、出発前から帰国まで、StartPoint Canadaのスコットさんと基子さんのサポートがあったからこそ、こんなに貴重な経験ができたと思っています。本当に些細なことでもすぐに相談しやすい環境が心強かったです。
留学2ヶ月目の頃、体調を崩した際には、慣れない環境や治療法、回復しない状況に絶望していましたが、遠くから会いに来てくださり、お二人の顔を見たときにはとても救われました。
私が良い環境で生活できるよう、授業のことや放課後のことを学校に掛け合ってくださり、寮長が「今までこんなに親身なガーディアンに出会ったことはない」と仰っていたことを覚えています。
個人的に、基子さんが会うたびにくださったおにぎりにも、とても救われていました。
お二人がいなければ、留学生活を切り抜けることはできなかったと思います。深く感謝しています。



