本人の強い希望で、娘は日本の小中高大一貫校を退学し、先も見えないまま、中学2年生(8年生)からカナダ入りしました。2020年、予想もしていなかったパンデミックが発動した年です。
欠航の赤字が連なる電光掲示板、その年の最後の便で、英語もままならない中2の女子がひとり、バンクーバー乗り継ぎにてトロントに発ちました。
コロナ禍の1年目は、違うガーディアンさんにお世話になっており、学校行事は全て中止、寮の部屋にこもりきりのオンライン授業が続きました。
友達を作れないままホームシックと寂しさ、不安と心細さが募り、週末ごとに泣いて電話をかけてきた娘。
そんなさなか、StartPoint Canadaのスコットさんご夫妻とのご縁をいただいたのは、娘が中学3年生(9年生)に上がる頃でした。
一番最初にスコットさん基子さんのお家に週末ショートステイをした際、写真を送っていただき、久しぶりに見られた娘の笑顔に涙した日が今でも忘れられません。
スコットさんと基子さんのお家は、頑張るみんなの癒しのお家。
毎回、日本の家に帰省したようなリラックスした時間を過ごさせてもらっていたと思います。
慣れない留学生活の辛さに、留学の継続を諦めカナダの中学中退にて帰国、日本でフリースクールに通う事も考えましたが、最後の望みをかけて10年生からの転校希望を申し出た私たちに、Trafalgar Castle Schoolを勧めてくださったのもスコットさん基子さんご夫妻でした。
その子の性格にあった環境選びの大切さ、もしも違うと気付いた時は、思い切って今あるものを捨てる勇気を持つことも必要だと思います。親は日本での経験則や理想を押し付けず、現地で踏ん張る子供たちの決断に委ねることも。
転校先のTrafalgar Castle Schoolとのご縁と、戦友とも言える友人たちとの出会いがなければ、今の娘はありません。
素晴らしい先生方や何事にも熱心なお友達に恵まれ、共に学び、12年生では憧れのプリフェクト(生徒会役員)に就任することができました。高校での多くの学びのお陰で、世界ランク上位の複数の大学からオファーをいただくこともできました。
氷水に身を沈める痛みもあったはずです。けれど、日本の学校のぬるま湯に浸かっていたままでは想像もできなかった未来です。
カナダでの全てのステージで娘を見守り、支えてくださったのがスコットさん基子さんご夫妻です。
カナダの両親として、いかなる時も手を差し伸べ、心を尽くしてくだいました。
LINEを通して送ってくださるたくさんの写真や動画には、いつもStart Point Canadaの仲間たちと過ごす娘の笑顔と、スコットさん基子さんご家族の優しい笑顔がありました。あらゆる不測の事態が起こり得るなか、現地で駆けつけてくださる方がいるのはありがたく、大変心強いことです。
頑張っている子どもたちに様々な機会でおにぎりを差し入れてくださったこと、私たちの代わりにお誕生日を祝ってくださったこと、学校行事に参列くださったこと、たくさんの動画や写真を送ってくださったこと、ショートステイで美味しい日本の母の味をご用意くださったこと、そしてニューヨーク大学の合格発表に立ち会い、僅か7.7%の学生だけが得られる幸運に娘と共に歓声を上げてくださったこと……まだまだたくさん、言葉では語り尽くせぬほどお世話になりました。
高校卒業後、大学への出発準備中沢、2025年は例年になく、米国の学生ビサ申請の中止に伴い、想定外の事態に陥りました。
その際にも、契約終了後にもかかわらず、カナダの大学への変更とビサ申請の手続きにも尽力くださり、最後の最後までお世話になりましたこと、感謝してもしきれません。
スコットさん基子さんご夫妻は、留学サポートエージェントに留まらず、娘にとって間違いなくカナダのお父さんお母さんです。
4年間、親子ともにお世話になり、本当に有難うございました。
またいつか、娘と共にお目にかかれます日を楽しみにしております!



