Keitaくんの保護者様

お子様の参加プログラム: スタートポイント カナダ・ホームステイ

体験記を書くに当たり、Start point Canadaのホームページに来られて、この文章を読む方たちのことを考えました。それは、数か月前の私たちのような、親子ではないでしょうか? 

そして、これを見ながら、子供一人でホームステイに「行けるかな?」、「行った方がいいかな?」と迷っておられるのではないでしょうか?
もしも、一人旅の少しの勇気をお持ちなら、ぜひとも行かれることをお勧めします。

きっかけは、お知り合いのお母さんから、「子供がカナダへホームステイに行ってきたよ」、と聞いたことでした。小学四年生でカナダへの一人旅です。そして、それがとっても良かったということです。そこで、StartPoint Canadaを教えていただきホームページをみますと、なるほど、とても楽しそうな様子です。息子に、「カナダへホームステイ行ってみる?ときくと、二つ返事で、「行く!」でした。

特に英語が話せるようになりたいとか、外国人のお友達を作りたいといった具体的な願望ではなく、日本の外の世界に行って見てみたい、だったのではないでしょうか。息子の初めての一人旅、そして初めての海外体験の始まりでした。

まず、StartPoint Canadaに連絡を取りました。そして、StartPoint Canadaからの詳細な指示に従い、カナダに子供一人で滞在するために必要な書類を揃えていきました。公証人役場に行き、証書を発行してもらったり、パスポートの受け取りを速やかに済ませるためパスポートセンターに朝から並んだりしました。

渡航直前になると、基子さんとスコットさんと、スカイプで何度かお話をしました。息子は照れてしまい、あまり返事ができませんでしたが、顔を見ながら直接お話しするのはとても有用だと思いました。
そして、ビデオ電話を通じて基子さんとスコットさんのフレンドリーなお人柄を感じることができました。
荷造りは、頂いた資料をもとに、息子にさせました。今まで親に任せっきりだった息子が、旅行の内容を考えて荷物を揃え仕分けし、リュックとスーツケースに詰めていきました。

エアカナダのトロントへの直行便は、成田発です。飛行機一人旅サービスを申し込んでおり、エアカナダのスタッフに、子供を直接預けなければならないので、大阪から成田まで同行しました。
出発日は、お盆の連休に突入する日でしたので混雑を心配しましたところ、案の定、伊丹空港はホールいっぱいに長蛇の列が続いていました。航空会社のスタッフの方に、子供の一人旅でエアカナダに乗り継ぐことを伝えますと、国際便連絡窓口でスムーズに手続きをしていただくことができました。また荷物もトロントまで預けることができました。

成田へは朝早い便で到着しましたので、夕方のカナダへの飛行機の出発までには時間がたっぷりありました。出発まで、本屋さんで漫画を買って読んだり、玩具屋によって飛行機の中で時間つぶしをするためのパズルゲームを買ったりしました。親子ともに微妙な緊張感があったと思います。
エアカナダのカウンターができたのを見計らい、搭乗の手続きを行いました。一人旅を示す札を首から下げて、エアカナダの地上スタッフの方に率いられて、関係者専用の通関をさっと通り抜けていきました。ガラス越しにさようならをしました。成田の屋上の展望台から、エアカナダ機が飛び立つのを見送りました。

さて、それから毎日、基子さんから、写真つきのレポートが送られてきました。そのなんと楽しそうなこと。写真に写る息子の表情が日々柔らかく変化するのが読み取れました。

スコットさんに、毎日英語のレッスンをしていただき、英語に慣れ親しんでいる様子もうかがえました。
実際、カナダに行く前と行った後では、英語の知識も発音もすっかり変わっており、びっくりしました。

もともと食べることが大好きな息子ですが、食事がとてもおいしかったようで、ふっくらして帰ってきました。そして、遊園地や、動物園、博物館、科学館、さらにはナイアガラの滝にも行ったこと、そして肉団子のスパゲティーがとてもおいしかったこと、ホットドッグを英語で一人で注文してほめられたこと、その他たくさんのお話を聞かせてくれました。

基子さんとスコットさんには、とてもとてもお世話になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。お二方に出会えたのは、偶然のことで、とても幸運だったと思います。