カナダ Canada

雄大な自然

カナダは10の州と3つの準州からなり、面積は世界で第2位(日本の約27倍)と広大です。ロッ キー山脈 、オーロラ、赤毛のアンのプリンス・エドワード島、ナイアガラの滝などなど、雄大な自然にあふれ、人々の暮らしぶりもどこかのんびり。カナダの人々は優しく穏やかな印象です。

治安の良いカナダの都会

カナダは自然ばかりではありません。トロント、モントリオール、バンクーバーは、世界でも有名な大都市です。オリンピックや国際映画祭、様々な国際的イベントが開催され、街はいつも活気にあふれています。カナダは、大都市でも安全で治安がよいことでも世界に誇るところです。

バイリンガル国家

公用語は英語とフランス語です。カナダの英語は国際標準語としても知られています。そして、世界で最も住みやすい国トップ5の常連国であるカナダは、移民の受け入れにも寛容で、多民族多文化の国といわれています。そのため、大都市では英語やフランス語以外にも様々な言語を耳にします。そして行き交う人種の多さには本当に驚きます。カナダは、それぞれの人種が対立するのではなく、うまく共存して成り立っている国家の代表といわれています。

高い教育水準

カナダの教育水準の高さは、国際的にも高い評価を得ています。そのため世界中から多くの留学生が集まってきます。特に、カナダ・オンタリオ州の高校卒業資格は、世界のどこでも通用します。また英語とフランス語を公用語とするバイリンガル国家として、そして多民族多文化の国家として、英語やフランス語を母語としない人々の為に、すばらしい語学教育を提供しています。

トロント Toronto

カナダ最大の都市

トロントはオンタリオ州の州都。人口は約300万人、大都市圏(GTA)も含めると約600万人をも擁する、カナダ最大の都市です。国内だけでなく、北米の経済都市の中でもトロントは第3位、経済の中心地として重要な役割をはたしています。

多民族多文化の街

毎年たくさんの移民の受け入れを行っているトロントは、国際色がとても豊か。様々な人種や文化が入り交じる多民族多文化の都市です。そのため、皆どこから来た人かなど気にしないといった感じで違和感なくとけ込むことができ、外国人や留学生にも暮らしやすい街として人気があります。街には、チャイナタウンや、コリアタウン、リトル・イタリー、グリーク(ギリシャ)・タウン、ポ ルトガル・ビレッジ、リトル・ポーランド、リトル・インディア等、たくさんのコミュニティーが存在し活気にあふれています。本場さながらの料理を楽しめるのも魅力のひとつです。

世界に誇るエンターテイメント

トロントは、世界でも有数のエンターテイメントが盛んな街です。まずミュージカルでは、ロンド ン、ニューヨークに次ぐ世界第3位のミュージカルの聖地としても有名です。コンサートホールや、ブロードウェーミュージカル、演劇を上演する劇場がたくさんあります。音楽やアートなどの芸術も盛んで、トロントには100以上のミュージアムがあります。映画の世界では、「ハリウッド・ノース」と呼ばれているトロント。実はハリウッド映画のロケの約25%は、トロントで撮影されているのです。街中で映画やドラマの撮影に遭遇ということもよくあります。また毎年9月に行われ る、世界でも有名なトロント国際映画祭「TIFF」には、世界の映画スターたちがトロントに大集合します。

本場のプロ・スポーツを観戦!

スポーツで有名なのは、カナダの国技アイスホッケー。トロント・メープルリーフスのロゴは、街の至る所で目にします。普段穏やかなカナダ人ですが、アイスホッケーに対する情熱はだれにも負けません。そして、アイスホッケー以外にも、実はトロントはたくさんのスポーツチームをもっています。野球ではトロント・ブルージェイズがメジャーリーグ野球(MLB)で活躍しています。ブルージェイズのホーム球場(ロジャースセンター)で、大谷選手やダルビッシュ選手など日本人プレイヤーの試合も観戦できます。同じく全米プロバスケットボール(NBA)でも、 トロント・ラプターズというチームをもっていて、2019年のNBA優勝に輝きました!他にもメジャーリーグサッカー(MLS)、ラグビー、ラクロス等、様々なスポーツに力を入れています。

自然と都会のハーモニー

トロントは、北米の大都市の中でも、もっとも治安の良い街として紹介されています。ダウンタウンはオンタリオ湖に面しており自然豊か。市内には1600の公園があり、市の13%が緑にあふれています。大都市に調和する自然、数々の観光名所、バラエティーあふれる文化、これらの魅力に引きつけられ人々が集う街、それがトロントなのです。

カナダ・オンタリオの教育システム

【学校の種類】

<公立学校>

カナダの現地生徒のほとんどは、公立高校へ通っています。カナダの教育制度は各州が管轄しており、州によって少しずつ異なります。オンタリオ州のカリキュラムは、州の教育法の元に組まれていますが、地域や学校ごとにそれぞれ個性があり、独自の教育方針があるのが特徴です。また移民の受け入れを広く行っているカナダでは、英語またはフランス語を母国語としない生徒の為の語学サポートが充実しています。各公立学校では、ESL(English as a Second Language)プログラムが設置されています。

< 私立学校>

民間や宗教団体が運営する私立学校があります。 公立学校に比べて、学校設備はさらに整っている場合が多いでしょう。 オンタリオ州の認可を得た私立学校であれば、高校卒業資格を得る事ができます。ただし、 私立学校は州の教育法に従う義務はないため、運営方針やカリキュラム、費用等は各学校によって大きく違います。各学校のレベルは様々ですが、中には非常に質の高い名門私立学校もたくさんあります。お子様の留学に適した環境の私立学校探しをするため、 費用はもちろん教師陣の質やカリキュラム内容、ESL(English as a Second Language)プログラムの有無等、いくつかのチェックポイントがあげられます。

【学期】

オンタリオ州では、通常、公立学校は2学期制、私立学校は通年制をとっています。2学期制の場合、前期は9月から1月末まで、後期は2月から6月末までとなります。1年の授業日数は195日前後で、国や州が定めた休日は学校も休日となります。その他、2ヶ月の夏休み、約2週間のクリスマス休暇、約1週間の春休みがあります。

【学年】

学年はグレード(Grade)制をとっており、日本の小学1年生はグレード1にあたります。その年の1月1日から12月31日までに6歳になるのであれば、9月の時点で5歳であってもグレード1に就学できます。通常、幼稚園からグレード6(6年生)またはグレード8(8年生)までを初等教育とし、卒業にむけた残りの学年を中等教育としています。この初等教育と中等教育の転換点は州によって違いがあります。 オンタリオ州では一般的に、幼稚園からグレード6(6年生)までを初等教育、 グレード7・8(7・8年生) 中等教育、グレード9~12(9~12年生)を高等教育としています。

<オンタリオ州の場合>