Nakoちゃん(18歳)

プログラム:12年生(3年留学)

カナダでの高校卒業、おめでとうございます!
この3年間の留学で、どのような変化があったか教えてください。

授業に関して、1年目、2年目、3年目の変化は?

1年目は正直先生の言っていることが分からないことが多くて、自分で発言するのもいつも恥ずかしがってできませんでした。
2年目には意味が分かるようになったものの発言はまだ難しかったです。
そしてやっと3年目になると自分の英語にも自信が出てきて、発言もできるようになりました。

カナダの宿題は日本に比べると少ないですが、アサイメントというだいたい一週間くらいかけてやる課題があります。毎日のようにある訳ではないですが、課題は宿題とは比にならにほど大変で、その結果が大きく成績に反映されるので、ゆっくり時間をかけ完璧に仕上げることが大事です。

友達に関して、1年目、2年目、3年目の変化は?

1年目から2年目の中頃までは、留学生の友達が比較的多くて、カナディアンの子達となかなか打ち解けることが出来ませんでした。英語力の問題もあるし、共通の話題が無かったり、笑いのツボが掴めなかったりして大変難しかったのを覚えています。最初は、海外ドラマのようなハイスクールライフを想像していたのもあり、友達がなかなか増えなくて焦ることもあったし、せっかく話しかけてくれたのに話が続かなくて自分の語彙力の無さに絶望したときもありました。

こっちでの生活が長くなるにつれて、異なるカルチャー等も受け入れられるようになり、カナディアンの子ともだんだん話が続くようになって、そうしているうちに、意外に同じ趣味があることに気がついたりして、仲良くなることができるようになりました。カナディアンの友達が出来たときは、母に写真を撮って送るほど嬉しかったのを覚えています。

自分の英語に関して、この3年間の変化は?

日本では英語が苦手で、話すこともあまり上手ではありませんでした。こっちに来て、初めてホームステイしたときに、自分の英語力の低さに改めて気づくことが出来ました。

でも、時間を重ねるごとに自分の英語力があがり、前までは日本語から英語に頭の中で変換していたのに、それがある日突然必要なくなり、英語が自然と自分の口から出てくるようになり、夢も英語で見るようになりました。

また、自分の英語力があがってきても、それと同時に、授業も学年ごとに難しくなっていくので、分からない単語がさらに増えるようになりました。私は授業で出てきた単語はすぐその場で調べるようにして、全く授業が分からないとなるのを避けるようにしました。

カナダの高校では、ボランティアも必須ですが、どのようなことをしましたか?

トロントの日本語学校で、小学校低学年の子に日本語を教える先生のアシスタントにつきました。また、身体に障害がある子達のサッカーチームのヘルパーもやりました。今まで知らなかった教える側の世界、管理する側の世界を体験することが出来て、己を見つめ直すことが出来ました。

3年間ホームステイをしましたが、その体験を教えてください。

最初のホストファミリーは、留学生を受け入れるのがその時初めでで、ファミリーの方もどうしたらいいのか分からず、私にやらないでほしいことや、私がなにかをして迷惑だなぁと感じたことを、遠慮して私には直接言わずに、私のガーディアンであるスコットさんや基子さんに先に相談していることが多かったです。また、小さい子供たちが居たのですが、着替えている途中にドアを勝ってにあけられたり、部屋に居座られたり大変なこともありました。

次のホストファミリーとはとてもいい関係を築くことが出来て、映画に行ったりショッピングに行ったり時間が過ぎるのも忘れて話し込んだりして楽しかったです。また、私が授業でつまずいて先生に相談しても適当にあしらわれたときなんかは、ホストマザーがわざわざ学校まで来てくれて先生を直接説得してくださったりして、本当にいいホストファミリーでした。最初に比べると自分の英語力もあがっているし、成長するにつれて、関係の築き方も上手くなってきたと思います。

この3年間の高校留学で学んだ事はなんですか?

日本にいた時のように頼れる家族が居ない、なかなか弱音を吐くことができない、嫌なことがあっても自分で解決するしかない、カナダにきて自立出来ました。はじめの方は、ちょっとやそっとのことでうじうじ泣いていましたが、しだいに、そんなのではカナダでは生きて行けないと気づいて、強くなることも出来ました。

カナダ・トロントに留学して良かったですか?

いろんな国の人たちが居るから、それぞれのカルチャーも知ることが出来ます。アジアンマーケットや、アジアンレストランも多いので日本食が恋しいということも少ないです。日本にいた時は、日本人としか知り合ったことがなくて、他国の方と触れ合う機会が少なかったですが、カナダに来てからいろんな国の人と話すようになり、習慣の違いやお祭りのことなどいろいろ面白いことを学ぶことが出来ました。

StartPoint Canadaのスタッフのサポートはどうでしたか?

初めてカナダに来て、時差ぼけで疲れていたときに基子さんが作ってくれたスープがすごく暖かくて、家族と離ればなれになってすぐだったので、体に凄く染みて今でもあの味を忘れることができません。

何か問題が起こればすぐに電話に出てくださって、会いにきてくださったり、丁寧に対応してくださりました。学校のことから私生活のことまでお世話になり、ガーディアンというよりも、親戚に対するような接し方をしてくださり、本当に沢山助けてくださいました!

私のカナダ留学は、スコットさんと基子さんが居なければ、成功しなかったと思います。

これからカナダ留学を考えている人たちに、アドバイスをお願いします!

短期だろうが長期だろうが、親元を離れ自立した生活を送らなければなりません。それはやっぱり、いくつになっても辛いことです。弱音を吐きたいときにそばに居てくれる人を見つけるのも時間がかかります。カナダで出会う人を大切にして、何かを吸収しよう!と心がけていると、だんだん楽しいことが増えると思います。

カナダでの生活を豊かにするには、まずは英語力。英語力が高いに超したことはありません。あとは、あなた自身がどう努力してカナダに慣れていくかです。大変な道のりになると思います。何回も後悔することもあります。でも、くじけずに頑張ってほしいです!